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内分泌疾患

内分泌疾患とは、いわゆる「ホルモンの病気」です。
尿の量が多いとか、太ってきたとか、ちょっとしたサインから始まることが多い疾患群です。
ホルモンと聞くと、いわゆる性ホルモンを思い浮かべることが多いですが、言葉の定義はもう少し広いものです。ホルモンは、体内のいくつかの臓器で作られて、別の場所へ情報を伝えて作用する物質の総称です。ホルモンを作る代表的な臓器として、下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓、副腎、卵巣、精巣があります。ホルモンは、体の様々な機能を微調整して、正常に動作するように働いています。
内分泌疾患になってホルモンの働きがおかしくなると、体の恒常性を維持する機能がおかしくなります。
そのため、生涯治療が必要な病気が多いのも、内分泌疾患の特徴の一つです。
内分泌疾患の多くは、なにかのホルモンが必要なだけ出せなくなる病気か、必要以上に出してしまう病気のどちらかです。
なので、治療も足りないものを足す治療や、過剰なものを薬や手術などで出させないようにする治療となります。
本来は、体が数分単位で正確に微調整してくれるものがおかしくなっているので、1日1-2回のお薬や手術で完璧に代わりをさせることはできません。
それでも健康に生活できるように、特に治療の最初は、薬の微調整を必要とする病気が多いです。こまめにチェックしながら、適切な治療を決めていきます。

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