ペースメーカ植込み術
ペースメーカ植込み術
院内心電図検査およびホルター心電図検査により、犬や猫の失神やふらつきなどの症状が徐脈性不整脈によるものだと判明し、内科治療に反応が認められなかった場合にはペースメーカの植込みが適応となります。
恒久的ペースメーカ植込み術を実施する場合、基礎疾患によっては手術を実施したとしても良好な予後が期待出来ないこともあるため、植込みに先立って徹底した検査が必要です。
手術方法は経静脈的にリードを設置する方法と、心外膜にリードを設置する方法があります。中〜大型犬では前者、小型犬や猫では後者の方法が選択されることが多いです。当院では、恒久的ペースメーカ植込み術が可能です。
治療に関して、ご不明な点がありましたらいつでもご連絡をお待ちしております。
合併症
- リードの損傷
- 感染
- 血栓症
- 血腫
- ペースメーカの機能不全など
ペース−メーカ植え込み術時に使用する一時ペーシングのための侵襲式体外型心臓ペースメーカ
(St.JUDE MEDICA社製 MODEL 3077 SSI External pulse generator)
心外膜リードを使用し、ペースメーカを設置した犬のX線画像